なぜ、わざわざ木造施設を建設するのか?

 あおぞら学童保育クラブは、2020年3月をもって、現在の土地を返還することになりました。当初は公園移転を目指しておりましたが、環境が整わず、公園移転を断念いたしました。すぐさま新たな土地探しを開始し、地域の公職者の方の大変な応援をいただき、現在の土地のすぐ近くに新たな土地が提供いただけることになりました。

 この移転を良いきっかけとして、名古屋市から無償で貸与されるプレハブをやめて、自前で木造の施設を建設することにしました。プレハブは子ども達の生活環境には向いておらず、指導員さんの職場環境としても良くありません。これをなんとか改善したいと、父母会で認識を合わせました。

 またあおぞら学童がある学区は、若い世代が次々に移り住んでおり、この4月からの新1年生クラスは5クラスに拡大されるなど、今後も児童数の急増が見込まれます。待機児童を出さないよう、育成会の分割などをあらかじめ見込んで、サイズの大きな建物にしようとも考えています。

 あおぞら学童の木造施設の建設費用は、自己資金と愛知県の「木の香る都市づくり事業」の補助金を合わせて半分以上を調達しました。また全国植樹祭の特別招待席の解体材もいただけることになりました。残りについては現役父母やOB父母から出資・寄附を募っています。また父母が動きに動き、すでに数社の企業からも寄附を頂戴しています。

気候風土に合い、子どもに優しい、環境にやさしい建物

 今回採用した板倉工法は、日本固有の建設方法を参考にしており、古くは正倉院や伊勢神宮など、神社仏閣に多用されてきた工法です。建材に化学物質を使わず、耐火性も高く、湿気を調整し、高温多湿の日本の気候にマッチしたものになります。

 木材は独特の柔らかで温かみのある感触があります。木材を多用することは、木材そのものが炭素を閉じ込めていることに加え、ほかの工法に比べ、CO2を圧倒的に排出せずに建設できます。環境にも優しく、学童保育施設としてふさわしい建物だと思います。

より地域にお役に立てる学童保育所を目指して

 今回の施設は、地域に必要とされる学童を目指し、次の3つの観点を盛り込みました。それは、
@地域の街づくりにマッチした建物にすること
A地域の交流スペースをつくり地域の方々にも使っていただけるようにすること
B太陽光発電システムやプロパンガスを導入し、災害時にも機能させ、子ども達の安心・安全を確保するだけではなく、地域の方々の一時避難所的な施設にすること
です。

 今回の木造施設の建設は、あおぞら学童だけの取り組みにとどまらないとも考えています。これを名古屋市内の学童施設を木造施設にしていくキッカケになると思います。そうした流れをつくり、大きくしていくためには、木造施設を求めている声が多いことを「見える化」することがポイントになると考えました。

 これがクラウドファンディングに挑戦することに繋がると考えます。

クラウドファンディングを通じて、名古屋市の学童保育所が抱える課題をアピール

 クラウドファンディングは、公に目に見える形で、資金がいくら集まっているのかが分かるものです。資金の集まり具合が、そのまま募集している取り組みへの支援がどれだけあるのかがはっきりと分かります。この支援の数が行政を動かす力となっていきます。

 今月20日から開始、3月31日で終了の予定で募集いたします。目標額は500万円で、1000円からご支援いただけます。是非とも多くの方々に、今回の取り組みを知っていただいて、もし支援してもよいよとなれば、ご支援いただければと思います。

 詳しくはレディーフォーというクラウドファンディング業者でこれから公開するページをご覧いただければと思います。

行政による「公助」だけでなく、父母自身が支え合う「自助」をより強く

 これまでの学童保育は、国、地方自治体の政策を待ち、助成金といった「公助」に力点を置いた取り組みが中心でした。しかし、日中働きに出ている世帯の子どもを互いに育てるという学童保育の本来の主旨から言えば「公助」を待つだけではなく、「自助」による問題解決こそが重要だと考えます。

 今回の取り組みを通じて、あおぞら学童保育クラブは、子ども達に父母ができる最高の環境を整えるために、自分たちで動き、自分たちから変えていく、地域になくてはならない存在になっていく、そういう学童保育所を目指します。

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